2024年6月25日にチャールズ国王主催の晩餐会に招待されてご出席の天皇陛下と雅子さま。

どのようなおもてなしを受けられるのかしら?



お食事の内容はイギリス料理?フランス料?どっち?
など、晩餐会について気になる方もいらっしゃることでしょう。
そこで、今回は・・・
- 天皇陛下と雅子さまがお召し上がりになった晩餐会のメニュー
- 晩餐会のお料理の内容や素材
- 伝統的なイギリス料理って何?
といった内容を中心にイギリスでの晩餐会で提供されたお料理について深堀りしながらお伝えしていきましょう。
天皇皇后両陛下がイギリス訪問で招待された晩餐会のメニューと料理の内容


https://article.auone.jp/detail/1/2/2/333_2_r_20240626_1719348251375789
天皇陛下と雅子さまがそろっての晩餐会は2014年のオランダ王国夫妻の晩餐会に出席して以来、10年ぶりです。
イギリス訪問4日目となる2024年6月25日は歓迎式典。
晩餐会は無事に行われ、一部のメディアで情報が公開されました!
具体的なメニューをご紹介していきましょう。
また、過去の晩餐会や事前情報も参考にメニューについて考察していきます!
晩餐会のメニューの詳細と各料理の解説


晩餐会なのでコース料理でのおもてなし。
イギリスの食材を使用したお料理でした。
前菜
🟢アカザエビとキュウリのバジルソース 冷製トマトのコンソメ
メインディッシュ
🟢ヒラメのハーブバター焼きレタス包み
🟢ポテトとほうれん草のクリームコロッケ いんげん豆とウズラの卵のサラダ(付け合せ)
デザート
🟢桃のシャーベットを詰めたアイスクリーム 桃のコンポート(添え)
当初のメディアでの予測は前菜・メインディッシュ・デザート・果物といった内容でした。
実際の晩餐会でのメニューは・・・
フランス料理のフルコースの場合は・・・
晩餐会でのお料理の品数は全8品だったのでフランス料理のハーフコースと言えます。


こちらは、イギリス皇室の公式インスタグラムに投稿されている画像です。
今回の晩餐会で出されたお料理の中の1皿。
前菜「アカザエビとキュウリのバジルソース 冷製トマトのコンソメ」の画像でしょう。
見た目がとってもきれいでゴージャス!
メニューをみると普通に見えますが、盛り付けテクニックによりおしゃれに見えます!
その他、メインディッシュに至っても盛り付けは素晴らしくて見た目も華やかだったことでしょう。
さらに、具体的なメニュー内容を見て違和感を感じる方も多かったことでしょう。



あれ?お肉がない!メインが魚とコロッケ?だけなの?



そうだよ!だってチャールズ国王はベジタリアンの日を日常生活でも設けているくらい野菜好きなんよ!
それでは具体的に使われた食材について意義や意味をご紹介していきましょう。
皇室系イベントについてはこちらからも詳しくご紹介しています。
イギリスの特別な食材とその意味
「両陛下の晩餐会はベジタリアンではないと思いますが」と前置きした上で、「オーガニックなものもあれば、サステナビリティを考えたものもあるのではないでしょうか」
yahooニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/b96e153856bda577f118bb67b666fa77d813c2be
- オーガニックフード
- 有機野菜
- サステナビリティを意識した食材の使用
チャールズ国王は長年にわたりサステナビリティの先頭に立って活動しておられます。
といった特徴の晩餐会メニューとなりました。
また、チャールズ国王(Charles III)は、長年にわたり環境保護活動にも力を入れてきたことで知られています。
その取り組みは広範囲にわたり、持続可能な農業、再生可能エネルギー、気候変動対策など多岐にわたります。
サステナビリティの主な要素
- 環境保護: 資源の枯渇や環境汚染を防ぎ、自然環境を保全すること。
- 経済発展: 持続可能な方法で経済を成長させ、資源の効率的な利用を図ること。
- 社会的公平性: すべての人々が平等に利益を享受し、社会的な格差をなくすこと。
こういった考え方をもとにすると・・・
持続可能な農業が該当します。
チャールズ国王は1980年代から有機農業を推進し、自身の所有するダッチー農場を有機農業に転換してきました。
化学肥料や農薬を使わない農業方法を実践し、自然と調和した農業を推進しています。
チャールズ国王もご自身が所有している農場でこれらを実践されています。
晩餐会のお料理に用いられた食材はその農場で作られた無農薬栽培での食材を用いられたと思われます。
イギリスの伝統料理と現代料理の融合


https://www.fnn.jp/articles/gallery/717614?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=partnerLink&image=2



残念ながらセイバーズパイは晩餐会ではメニュー入りしなかったわ!
こちらは、天皇陛下がイギリス留学時代によく食べて気に入っておられたというイギリス家庭料理の「シェパーズパイ」。
寮やパブでも提供されているイギリス定番のお料理です。
煮込んだラムひき肉とマッシュポのオーブン焼き。
「シェパーズパイ」といった天皇陛下にとって懐かしのおもてなしとして予想されていました。
日本にあるイギリス大使館で毎年行われている「チャールズ国王お誕生日を祝う会」でのおもてなし料理に参考にご紹介してみます。
- 野菜の天ぷら 枝豆やトウモロコシなど日本で栽培された夏野菜
- ジュリア大使のキッシュ ジュリア・ロングボトム大使のレシピ
- エッグベネティクト クランペットに半熟卵とオランデーズソースとともに
このレシピからもわかるようにイギリスの伝統的なお料理を旬の食材でアレンジしたお料理でおもてなしされています。
ワインや飲み物の選択


チャールズ国王のスピーチの最後には



日本語で「乾杯!カンパイ!!」
というお言葉をかけられ、会場はご起立。
そして実際に「乾杯」が行われて食前酒のシャンパンに口をつけられました。
日本酒や洋酒を問わず、かなりの量を飲まれても物静かなままで変わらないその酒豪っぷりは定評だそうです。
提供されたお酒は4種類のワインでした。
4種類ということは、スパークリング・赤・白・ロゼといった種類のワインでしょう。
- 食前酒のシャンパン
- 「ヒラメのハーブバター焼きレタス包み」のプレートに合わせた赤ワイン
- 「ポテトとほうれん草のクリームコロッケ」に合わせた白ワイン
- 「桃のシャーベット」に合わせたロゼワイン
といったところではないでしょうか。
赤ワインは一般的にお肉と合わせますが、今回は肉料理がありません。
お魚にも合わせても美味しい軽めの赤ワインが提供されてのではないでしょうか。
そして、それぞれのお料理に合うワインを楽しまれました!
酔った様子が顔に出ない天皇陛下ってすごいですね。
今回の晩餐会でも、ホテルに戻られる際は、酔われたご様子はありませんでした。
適度な飲酒をされていたからだと思いますが、いつもの通りの天皇陛下で酒豪さの現れですね。
デザートとその工夫
桃のシャーベットを詰めたアイスクリーム 桃のコンポート(添え)
旬のフルーツの桃を使ったアイスデザートでした。
イギリスのデザートといえば・・・
スコーンが思いつきますが実際のところはお口直しのデザートといった旬の桃を使ったデザートでした。
過去を振り返ってみると・・・
2022年、南アフリカ大統領を晩餐会に招かれた際は


2024年の天皇陛下と雅子さまへはどのような心遣いをされたお菓子が準備されるのでしょうか?
日本には国花という概念がないので、桜や菊が有名なところです。
桜や菊など、同じ発想のお菓子の提供ありませんでした。
予想どおり、旬の果物(桃)を取り入れたデザートの提供でした。


https://times.abema.tv/articles/photo/10132136?pn=4
こちらの画像は、マンダリンオリエンタルハイドパーク「The Aubrey」ヘッドスーシェフ佐藤美穂さんが撮影されたものです。
テーブルには桜のような花。そそてその周りにはチョコレートみえます。
最後の飲み物(コーヒーや紅茶)に添えられたチョコレート菓子でしょう。
天皇家に関する情報はこちらからも詳しくご紹介しています!
天皇陛下と雅子さまの晩餐会での席順は?
今回の晩餐会への招待客は王室関係者など約170人程度。
皇室関係者とのことですが、中にはイギリスで働く日本人の方も招待されています!
先ほどご紹介した画像は、その招待された方のひとり。


マンダリンオリエンタルハイドパーク「The Aubrey」ヘッドスーシェフ佐藤美穂さん提供の画像でした。
ご夫妻でご出席されいました。
注目されていた・・・
ガンで治療中のキャサリン妃は欠席でした。
席順はというと1998年は・・・
2024年は・・・
という並びで、予想通りの席順でした。
天皇陛下と雅子さまの晩餐会でのエピソード


天皇陛下と皇后陛下そろって晩餐会に参加された機会はそれほど多くはありません。
雅子さまは体調の不安もありましたが、無事に晩餐会も現地時間の23時ごろまでご出席出来てよかったです!
2024年のイギリスのチャールズ国王主催で国賓として招かれてる晩餐会メニューの参考として過去の晩餐会でのメニューをご紹介していきましょう。
イギリスで行われた過去の晩餐会の一例としてチャールズ国王とダイアナ妃のご結婚の際の晩餐会
日本でエリザベス女王をおもてなしするために行われた晩餐会
この2例についてご紹介してみます。


雅子さまの体調について気になる方はコチラをご覧ください。
過去の晩餐会でのエピソード~チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式での朝食会


https://www.elle.com/jp/gourmet/gourmet-celebrity/g477345/gpi-royalwedding-18-0518/?slide=17
1981年にチャールズ国王とダイアナ妃はご結婚され日本でもかなりの話題となりました。
その際テレビで公開された、結婚式直後の朝食会メニューです。
- ヒラメのクネル、ロブスターソース添え
クネルは、フランス・リヨンの伝統料理で魚のすり身で作ったお団子。
ブリルというヒラメのような魚が使われていて、ロブスターソースが添えられていました。 - プリンセス・オブ・ウェールズチキン
チキンの中には仔羊ムースが詰められた手の込んだ逸品
ダイアナ妃にちなんで名付けられたお料理 - いちごのコーニッシュクリーム添え
いちごのピークシーズン。
旬のいちごに、コーニッシュクリーム(クロテッドクリームの別名)をトッピング - ケーキ
27種類のケーキ・
注目を集めたのは真っ白なアイシングをコーティングした約152cmのフルーツケーキ。
過去の晩餐会でのエピソード~エリザベス女王来日の際の宮中晩餐会








1971年エリザベス女王が来日された際の宮中晩餐会のメニューをご紹介しましょう。
- スッポンスープ
- 海鱒のソースじゃベルタン(海老と帆立のすり身入り)
- うずらのフォアグラ詰めのロースト
- 羊のもも肉のロースト
日本の特別な食材を生かしたフランス料理を提供。
エリザベス女王が喜んでくださるよう、エリザベス女王の趣向の合わせたお料理となっています。
「メインデッシュは羊肉で」と言われたそうです。
天皇陛下と雅子さまをおもてなしされるチャールズ国王に向けてリクエストをされていたりするのでしょうか。
リクエストされている方がもてなす側としてもおもてなしがしやすいのかもしれません。
今回の晩餐会メニューにまつわる特別こと
エリザベス女王のときと同様に、天皇陛下からメニューについてリクエストがあたかどうかは公表されていません。
しかしながら、今回のメニューはハーフコース料理。
内容もご紹介してきた通り、魚料理2種類がメインデッシュで肉料理はありませんでした。
これらの変則的な内容は事前打ち合わせがあり、天皇陛下や雅子さまもご存知で了承済みだったとのことです。
アレルギーなどの問題もあることから、事前に打ち合わせされていたのでしょう。
天皇皇后両陛下のイギリス訪問中の晩餐会の意義と影響
天皇皇后両陛下のイギリス訪問中の晩餐会にはどのような意義があるのでしょうか。
- イギリスと日本の関係強化
- 政治的・経済的な影響
- 国際的な評価
天皇皇后両陛下がイギリスを訪問し、晩餐会に出席されることは、イギリスと日本の関係を深める重要な機会です。
このイギリス訪問は、両国間の友情と信頼を強化するための象徴的なイベントとなります。
特に、イギリス王室との親密な関係は、両国の外交関係の強力化につながります。
政治的な面でも、この訪問は大きな影響を持ちます。
両国のリーダーが直接会談し、さまざまな議題について意見を交換する機会が提供されます。
晩餐会というおもてなしの食事会を通しての高レベルの交流は、国際問題の解決に向けた協力を促進します。
国際的な評価においても、このイギリス訪問は注目されます。
天皇皇后両陛下の訪問は、世界中のメディアで広く報道され、両国のイメージ向上につながります。
特に、環境問題や平和維持に関する日本の取り組みが強調されることで、国際的な評価が高まることも考えられます。
天皇陛下と雅子さまは最終日は思い出の地オクスフォード大学をご訪問。


どんな共通の思い出があるのでしょうか?気になる方はこちら!
まとめ|天皇皇后両陛下のイギリスでの晩餐会メニューとその意義
天皇皇后両陛下のイギリス訪問は、イギリスと日本の関係を強化する重要な機会です。
この訪問は、両国の友情と信頼を深める象徴的なイベントであり、国際的な評価にも寄与します。
チャールズ国王主催の晩餐会では、イギリスの伝統料理と現代料理が融合されたメニューが提供されました。
有機農業やサステナビリティをテーマに構成されています。
天皇皇后両陛下のイギリスでの晩餐会メニュー
項目 | 詳細 |
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前菜 | アカザエビとキュウリのバジルソース、冷製トマトのコンソメ |
メインディッシュ | ヒラメのハーブバター焼きレタス包み、ポテトとほうれん草のクリームコロッケ、いんげん豆とウズラの卵のサラダ |
デザート | 桃のシャーベットを詰めたアイスクリーム、桃のコンポート |
ワイン | シャンパン、白ワイン(2種)、ロゼワイン |
天皇皇后両陛下が招待された晩餐会は、チャールズ国王夫妻主催。
イギリスの食材を使用したフランス料理のハーフコースでした。
前菜、メインディッシュ2品、デザートの全4品で構成され、特にオーガニック食材やサステナビリティを意識したメニューでした。
ワインも4種類提供され、お料理に合わせたペアリングが楽しめました。
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