悠仁さまの留学先はマレーシア？イギリスじゃなく“昆虫の聖地”が選ばれる理由

皇族の留学といえば、真っ先に思い浮かぶのは・・・

天皇陛下や秋篠宮さまもイギリスで学ばれた実績があり、次代の皇族にも「英国留学」が当然視されてきました。

しかし、秋篠宮家の長男・悠仁さまが検討しているとされる留学先のひとつは――まさかの「マレーシア」。

実はこの“意外な候補地”には、悠仁さまが以前から熱心に取り組んできた昆虫研究や、筑波大学の分校との連携といった、深い理由が隠されています。

いま、なぜイギリスではなく、マレーシアなのか？

報道されている情報をもとに、その背景を掘り下げてみます。

悠仁さまの留学先にイギリスが本命視されていたのはなぜ？

一言でいうと・・・

悠仁さまの留学先として「イギリス」が長らく有力視されてきた背景には、皇室と英国王室の長い友好関係があります。

天皇陛下、秋篠宮さま、三笠宮彬子さまなど多くの皇族方がオックスフォード大学などに留学されており、その伝統的なつながりが選択肢としての重みを増しています。

過去の皇族留学（天皇陛下・秋篠宮さま）の実績

お名前	留学時期	所属カレッジ	専門・研究テーマ	備考
天皇陛下（徳仁さま）	1983年〜1985年	マートン・カレッジ	テムズ川の水運史	修士課程ではなかったが、研究に専念
秋篠宮さま	1988年〜1990年	セント・ジョンズ・カレッジ	魚類分類学	皇太子としての準備で早期帰国
彬子さま（三笠宮彬子女王）	2001年〜2006年	マートン・カレッジ	日本美術史（博士号取得）	博士号取得後、日本で大学教員として活動中
眞子さん	2014年～2015年	イギリス・レスター大学	博物館学	修士課程を終了
佳子さま	2017年～2018年	イギリス・リーズ大学	舞踊や心理学	短期留学

イギリス留学といえば、現在の天皇陛下（徳仁さま）が1983年〜1985年にオックスフォード大学で学ばれた経験が代表的です。

テムズ川の水運史という独自の研究テーマに取り組まれ、寮生活を通じて一般の学生との交流も積極的に行われていました。

一方、秋篠宮さまも1988年から1990年にかけて、オックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジで留学生活を送られていました。

専攻はご専門でもある「魚類分類学」でしたが、留学生活を早期に切り上げて帰国されたことでも知られています。

当時は紀子さまとのご結婚が控えていたことや、宮内庁の判断による「帰国要請」があったとされており、学業そのものではなく、皇室としての役割が優先された事情があったとも報道されています。

また、忘れてはならないのが、三笠宮家の彬子女王殿下のご実績です。

彬子さまは、オックスフォード大学マートン・カレッジで博士号（日本美術史）を取得された数少ない皇族です。

その後も、大学で客員教授として講義を行い、国際学術シンポジウムにも多数参加するなど、学問の世界で活躍されています。

その他、秋篠宮家では姉に眞子さんや佳子さまイギリス留学をされています。

眞子さんについては、014年から2015年にかけて、イギリス・レスター大学の博物館学課程にて1年間の修士課程を修了。

学芸員資格を取得し、帰国後は博物館勤務などを経験。

その後のご結婚を通しても「自由に学び・働き・生きる皇族像」を体現されました。

佳子さまについては、2017年から2018年にかけて、イギリス・リーズ大学へ短期留学。

舞踊や心理学に関心を持ち、実践的な学びを重視する姿勢が注目されました。

佳子さまは帰国後も国内外の芸術活動や公務に積極的に参加されています。

このように、過去の皇族方の中には本格的なアカデミックキャリアを築かれた例もあり、悠仁さまの留学もまた“単なる語学研修”ではない、実りある挑戦になるのではと期待されています。

悠仁さまにも「ケンブリッジ」「オックスフォード」の憶測

悠仁さまの留学先として、かねてより「ケンブリッジ大学」や「オックスフォード大学」の名がたびたび取り沙汰されてきました。

その背景には、英国と皇室との長い関係性、そして過去の皇族方の留学実績が深く関わっています。

実際、前述のように現在の天皇陛下である徳仁さまは、オックスフォード大学のマートン・カレッジに2年間在籍し、水運史をテーマに研究を行いました。

また、秋篠宮さまもオックスフォード大学のセント・ジョンズ・カレッジに在籍し、動物学を学ばれています。

三笠宮彬子さまに至っては、同大学で博士号を取得された後、同志社大学で教鞭を執るなど、学問的にも非常に高い評価を受けています。

こうした実績から、オックスフォードは「皇族にふさわしい学びの場」として、自然に候補に挙がってきたのです。

一方、ケンブリッジ大学もまた、世界的な名門校であり、特に生物学・昆虫学といった自然科学分野に強みを持っています。

悠仁さまがこれまでに示してきた昆虫への深い関心、またそれを基にした作文や論文の実績を踏まえると・・・

学問的な適性の面でもケンブリッジ大学は非常に理にかなった選択肢と考えられます。

さらにメディアでは「英王室とのパイプを強めるための外交的な留学」といった見方もあり、名門大学での経験が将来的な皇室外交に資するとの期待も寄せられています。

しかし、こうした英国名門校への留学は、教育面では申し分ない一方で、警備体制や生活環境の課題も指摘されています。

悠仁さまの留学先に“マレーシア”が挙がる理由

これまで英国の名門校が有力視されてきた中で、最近になって急浮上してきたのが「マレーシア留学説」です。

この選択は一見意外にも感じられますが、実は複数の視点から見ると、きわめて合理的な選択肢でもあるのです。

筑波大学マレーシア分校との教育連携

最も大きな要因のひとつが、悠仁さまが通われている筑波大学とマレーシアとの深い教育的つながりです。

筑波大学はマレーシアに「筑波大学マレーシア分校（University of Tsukuba, Malaysia Campus）」を2023年に開校し、学術連携を本格化させています。

同分校では国際関係学、環境学、バイオサイエンスなどが学べるカリキュラムが組まれており、英語による授業も整備されていることから、皇族の教育水準にも十分対応可能と見られています。

また、筑波大学が関与していることに警備や生活支援などの体制も日本側から調整しやすいのが利点です。

昆虫研究のフィールドとして最適な環境

もう一つの注目ポイントが、マレーシアの豊かな生態系と昆虫研究のフィールド環境です。

熱帯雨林に恵まれたマレーシアは、世界有数の昆虫多様性を誇る地域の一つ。

昆虫好きとして知られる悠仁さまにとっては、まさに“夢のような研究環境”であり、これまでの学びを実地で活かせる絶好のチャンスとも言えます。

さらに、過去には昆虫学者である秋篠宮さまが、タイやマレーシアを訪問し生物調査を行っていたという経緯もあました。

まさに「家族の足跡をたどる旅」という側面も持っています。

秋篠宮ご夫妻の調査旅行とも重なる“家族の縁”

秋篠宮さまは生物学を専門とし、特にナマズの研究においてマレーシアなどの東南アジアでフィールドワークを実施してきました。

また、紀子さまともご一緒にマレーシアを訪問されており、皇室として現地との関係も築かれてきた背景があります。

こうした“縁のある土地”に留学することは、悠仁さま自身の関心と家族の歴史が交差する選択であり、悠仁さまにとっても自然な流れとも言えるのではないでしょうか。

このように、マレーシアという選択肢は「現実的かつ意味のある選択」として浮上してきているのです。

悠仁さまの留学先はイギリスとマレーシア、どちらになるの可能性が高い？

悠仁さまの留学先として候補に挙がる「イギリス」と「マレーシア」。

どちらにも明確なメリットがありますが、それぞれの観点から比較してみましょう。

教育環境と警備体制の視点で比較

まず教育面では、イギリスは世界的な教育水準と伝統を持つ国であり、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学など、学術的に高い評価を受けている名門が多数存在します。

一方、マレーシアも英語教育が主流であり、特に筑波大学マレーシア分校との連携があることから、安心感と柔軟性のある環境が整っています。

警備面では、イギリスの大学はある程度“開かれた空間”であり、厳重な警備との両立に課題が残る可能性があります。

その点、マレーシアであれば、日本側が関与する形で警備体制を構築しやすいというメリットがあります。

皇族としての“外交的価値”と“実践的学び”

皇族がイギリスに留学することは、日英関係の象徴的な意味合いを持ちます。

実際、現在の天皇陛下もイギリスのオックスフォード大学で学ばれた経験があり、その後の国際親善にも大きな影響を与えました。

一方で、マレーシアへの留学は、「新興国との関係深化」や「ASEAN諸国との結びつき」を示す新たな外交的アプローチとも受け取れます。

また、昆虫研究やフィールドワークなど、実地での学びがより重視される現代の学習スタイルにもマッチしているという点で、時代に合った選択ともいえるでしょう。

両方訪問する“短期×中期”留学の可能性も？

可能性として注目されるのが、「短期イギリス＋中期マレーシア」というハイブリッド型の留学プランです。

たとえば、数週間のイギリス訪問で王室との交流や講義を体験し、その後はマレーシアでの研究活動に集中するといったスタイルも、悠仁さまの目的に合致していると考えられます。

実際に、過去の皇族留学でも「複数国を訪問する形式」は例があり、留学先を一か所に限定しない柔軟な形が検討されている可能性もあります。

このように、それぞれの国に異なる魅力と現実的な背景があり、最終的な判断は「安全性・関心分野・外交的意味」のバランスで下されることになるでしょう。

皇族の留学先が示す「次世代の皇族像」

悠仁さまの留学先としての選択は、単なる進学先以上に、今後の皇族としての在り方を象徴する大きな意味を持ちます。

“伝統を継ぐ”か、“自分らしさを貫く”か

これまでの皇族は、イギリスをはじめとした欧米の名門大学に留学することで、格式や外交的役割を果たしてきました。

一方で悠仁さまは、自分の関心分野である昆虫研究や生態系への探究心を軸に、「自分らしい道」を切り拓こうとしている姿勢が伺えます。

たとえそれが従来の慣習や期待から外れていても、専門性と現場経験を重視する姿勢は、現代的な皇族像の一つとして評価されつつあります。

悠仁さまが体験を通じて築こうとしている皇族スタイル

たとえば、筑波大学でのサークル活動や学園祭への参加など、“国民に近い存在”として日常生活に溶け込もうとする行動が数多く報じられています。

同様に、留学という選択においても、**「一方的な象徴」ではなく、「国民と経験を共有する皇族」**という新しい立場を模索していると見ることができるでしょう。

また、「アルバイトをしてみたい」との報道でも、生活者としての体験を通じて社会を知ろうとする姿勢が強調されています。

悠仁さまのアルバイトをしてみたい！発言についてはこちらで詳しくご紹介しています。

マレーシアという選択が象徴する“身近な皇族”のあり方

仮にマレーシアが選ばれた場合、その選択は

といった、これまでの“型通りの皇族像”を超える新しい価値観を体現するものになるでしょう。

それは決して伝統の否定ではなく、時代に応じて柔軟に変化しながら、国民との距離を大切にする、新時代の皇族像への布石といえるのかもしれません。

秋篠宮さまと紀子さまが悠仁さまの留学を明かした会見

2025年5月25日、トルコ公式訪問を控えた記者会見にて、秋篠宮ご夫妻が悠仁さまの将来的な留学について初めて具体的に言及されました。

秋篠宮さまは、長男の悠仁さまに「海外で学ぶ機会を得てほしい」と述べ、とくに自然史分野に関しては欧米諸国に豊富な資料や研究環境があることから、「海外で学びを深めてくれたら嬉しい」と期待を寄せました。

一方、紀子さまも自身が幼少期にアメリカで暮らしていた経験を踏まえ、「異なる文化や自然の中で見聞を広げることの大切さ」を伝えてきたと明かしています。

両親の言葉に、悠仁さまはうなずきながら理解を示していたということです。

最終的な留学先や時期については、あくまで本人の希望が尊重される予定とのこと。

ご両親に期待や思惑に答えるように悠仁さまの留学は実現するのでしょうか・・・

まとめ｜悠仁さまの留学先から見える“新時代の皇族像”

観点	イギリス留学	マレーシア留学
歴代皇族との関係	上皇陛下、今上陛下、三笠宮彬子さま、眞子さん、佳子さまなど複数の実績あり	秋篠宮ご夫妻が調査訪問の経験あり
教育機関との連携	ケンブリッジやオックスフォードといった名門大学	筑波大学マレーシア分校と連携が進む
学問分野との適合性	教養・政治経済の研究に強み	昆虫学や熱帯生態学など現地でのフィールドワークに適す
警備・外交面の優位性	在英大使館や皇室支援の体制が整っている	治安や距離の面でやや課題もあるが、実務的な経験が得られる

悠仁さまの留学先がどこになるかは、単なる地理的な問題ではなく、「どのような皇族としての道を歩むのか」という意思の表れでもあります。

イギリスという“王道”に進むもでしょうか。

それともマレーシアという“実学と自然”に根ざした新ルートを切り開くのでしょうか。

いずれにしても、悠仁さまが「自分らしい皇族像」を模索していることは間違いなく、これからの動向に注目が集まります。

これからの悠仁さまの学生生活に注目していきましょう。