天皇陛下とベルギー・フィリップ国王の親交とは?関東大震災から続く100年の絆

天皇皇后両陛下は、オランダ・ベルギーを訪問されています。

オランダでは、歓迎式典や晩餐会に出席するほか、病院などを視察されました。

次の目的地・ベルギーでも、晩餐会や視察が行われる予定です。

本記事では、ベルギーと日本の親交について、フィリップ国王との親交を調査しました。

この記事でわかること
  • フィリップ国王と天皇陛下の初対面はいつ?
  • フィリップ国王来日の記録
  • 関東大震災で深まったベルギーと日本のつながり

実は、天皇陛下とフィリップ国王が出会う前に、ベルギーは日本を支援してくれた歴史があります。

そちらについても、エピソードを紹介します。

目次

フィリップ国王と天皇陛下の初対面

フィリップ国王と天皇陛下が初めて会ったのは、当時皇太子だった天皇陛下が国留学中のことだったそうです。

その出会いについては天皇陛下は詳しく語られず、情報もありません。

しかし、陛下はオランダ・ベルギー訪問に際しての会見で以下のように話しています。

私は、フィリップ現国王陛下と同い歳ということもあり、英国留学中にベルギーを訪れた時以来、フィリップ国王陛下と何度もお会いをする機会がありました。そして、平成11年には当時皇太子だったフィリップ国王陛下の御結婚式に御招待をいただいて、雅子と共に出席し、マチルド現王妃陛下とも初めてお会いし、以来御夫妻と親しくお付き合いを重ねてきました。

出典:宮内庁
https://www.kunaicho.go.jp/watch/okotoba/imperial-family01/press-conference/2026nld-bel.html

天皇陛下は、イギリス留学中にオランダの国王・ウィレム国王ともお会いしています。

天皇陛下が会見で語った「結婚式」は、1999年に行われました。

出典:女性セブンプラス
https://j7p.jp/100766/2

当時皇太子・皇太子妃だったフィリップ国王とマチルド王妃の結婚式に、雅子さまと天皇陛下(皇太子)が参加されました。

ちなみに、両陛下がベルギーを訪問されるのは1999年の結婚式以来です。

この結婚式以来、日本の皇室とベルギー王室は長い間友好関係を築いてきました。

フィリップ国王の来日記録

天皇皇后両陛下がベルギーを訪れたのは2026年の訪問を除けば1999年だけでしたが、フィリップ国王は何度か来日されています。

西暦来日目的
2000年ご成婚後の国際親善のため来日(夫妻で初来日)。
天皇皇后両陛下(当時皇太子夫妻)の案内で葛西臨海公園などを視察。
2002年サッカーW杯の応援のため来日。
埼玉スタジアムで「日本対ベルギー戦」を観戦。
2005年愛・地球博(愛知万博)のベルギー・ナショナルデーに合わせて皇太子のみ来日
2012年大規模なベルギー経済ミッションの団長として来日。
フィリップ皇太子が都市部を巡る一方、マチルド妃は単独で宮城県を訪問し、被災者を慰問。
2016年外交関係150周年を記念した国賓としての公式訪問。
茨城・愛知・大阪を視察。宮中晩餐会に出席。
2019年天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に出席するために来日。

2002年に、日本対ベルギーの試合を4人で並んで観戦されている姿がカメラに捉えられています。

出典:週刊女性PRIME
https://www.jprime.jp/articles/-/42198?page=2

かなり集中して試合を観戦されていたようですね。

2026年のオランダ訪問でも、両陛下はW杯の日本対オランダの試合を御覧になっていました。

スポーツは、世界をつなぐ力がありそうです。

出典:女性セブンプラス
https://j7p.jp/102086?IMAGE=14&PAGE=1-38

2016年に茨城県を視察されたときには、結城紬の機織りを御覧になりました。

機織りをしている手元を興味深そうに覗くお2人の様子が撮影されています。

また、当時の天皇皇后両陛下(現上皇上皇后夫妻)が主催する宮中晩餐会にも参加されました。

関東大震災で絆が深まったベルギーと日本

実は、ベルギーは1923年に発生した関東大震災の際、多額の義援金や支援物資を日本に送ってくれたのです。

当時の金額で約22万円(現在の価値で1,000億円超)がベルギーから寄せられました。

ベルギーでは当時、義援金を集めるために演劇やコンサートが行われていました。

「日本人罹災者救援ベルギー国内委員会」が組織され、ベルギー王室や赤十字社が中心となって募金活動が実施されたそうです。

また、当時の中日ベルギー大使は逗子海岸で被災し、後に被災地の救援活動や情報収集に尽力してくださったのです。

関東大震災に関する記録がまとめられた目録の中に、渋沢栄一が書いた冊子があります。

渋沢栄一は、イギリスやイタリア、そしてベルギーが日本に食料や衣服を送ってくれたと記載していました。

ベルギー・ブリュッセルの図書館には、外国からの支援に対する感謝を示すための署名が発見されています。

関東大震災への支援を通して、日本とベルギーの親交はそれまで以上に深くなりました。

その親交は、現在まで続いているのですね。

まとめ|天皇陛下が英国留学でフィリップ国王と対面

天皇陛下とフィリップ国王の初対面天皇陛下が英国留学で出会う
両陛下のオランダ訪問1999年 フィリップ国王とマチルダ王妃の結婚式
オランダ国王夫妻の来日2000年:ご成婚後の国際親善
2002年:サッカー1W杯応援のため
2005年:愛知万博ナショナルデーに合わせて来日
2012年:ベルギー経済ミッションの団長として来日
2016年:外交関係樹立150周年記念の国賓として来日
2019年:「即位礼正殿の儀」出席のため来日
関東大震災のときのベルギーからの支援義援金22万円(現在にして1,000万円超)
衣服などの支援物資

本記事では、天皇陛下とベルギー・フィリップ国王の関係について調査しました。

天皇陛下は、英国留学時代にオランダ国王だけでなくベルギー国王ともお会いしていたようですね。

同じ年齢ということもあり、話が合う点も多かったのではないでしょうか。

両陛下がベルギーを訪問したのは1999年が最後でした。

2026年6月のベルギー訪問をとても楽しみにされていたことでしょう。

ベルギーは、関東大震災のときに多額の義援金を届けてくれた歴史があるのです。

当時から約100年が経過した現在も、ベルギーとの親交は続いています。

今回のベルギー訪問で、日本との縁はさらに深まることでしょう。

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