
えっ、天皇陛下と雅子さまがモンゴルにご訪問?
――そんなニュースに驚いた方も多いのではないでしょうか。
2025年7月6日から13日まで、外交関係50周年の節目を祝う国賓訪問。
中でも注目されたのが、宿泊先となったラグジュアリーホテル「シャングリ・ラ ウランバートル」です。



一体どんなホテル?



スイートってどのくらい豪華なの?



一般人も泊まれるの?
そんな疑問をまるっと解消すべく、この記事ではホテルの選定理由からスイートの仕様、価格帯、皇室ならではの外交スタイルまで、たっぷり詳しく解説します!
どうぞ最後までお付き合いください!
天皇陛下と雅子さまの宿泊するホテルは“シャングリ・ラ ウランバートル”


https://www.shangri-la.com/jp
天皇陛下と雅子さまが今回のモンゴル公式訪問で滞在されたのは、ウランバートル市内にある5つ星ホテル「シャングリ・ラ ウランバートル」です。
シャングリ・ラ ウランバートルは、世界的に展開するシャングリ・ラグループの一つであり、格式と安全性を兼ね備えたラグジュアリーホテルとして知られています。
8階建ての複合施設「Shangri‑La Centre」の一部として建設され、ホテルはタワーAに位置。
298〜290室規模 を誇ります。
現地のredditでは、シャングリ・ラのスポーツクラブ(ジム)がVIPや大使館関係者の社交場としても知られているという投稿があります。
これまでの国賓・VIPも利用してきた格式ある5つ星


https://news.ntv.co.jp/category/society/df5d0181400e4b91bb401c11d8314a82?p=2
モンゴルの政界では、ウランバートル市内の高級ホテルにてドイツのメルケル首相、米副大統領バイデン氏、国務長官クリントン氏らとの会談や接待が行われており、彼らが滞在した主要ホテルにシャングリ・ラが含まれます 。
皇室関係者が利用するにふさわしい“国賓クラスの宿”として、長年高い信頼を集めてきました。
宿泊フロアの一部は警備要所と連携した設計がなされており、セキュリティ面でも国際基準に対応。
- 開業日:2015年6月3日開業 。
- 場所:ウランバートル中心部、チンギス・ハーン広場のそば。
- 建物構成:28階建ての複合施設「Shangri‑La Centre」の一部として建設され、ホテルはタワーAに位置。298〜290室規模
シャングリ・ラ ホテル ウランバートルの開業は2015年でとても新しいホテルです。
天皇陛下が皇太子時代にモンゴルをご訪問されたのは2007年のこと。
その当時モンゴルの他の高級ホテルであった旧・チンギスハーンホテルにご宿泊されていました。
旧チンギスハンホテルには日本の皇室や海外首脳の宿泊実績があります。
旧チンギスハーンホテルは1994年に政府から買い取られ、スフバートル・バートボルド(MCSグループ)が再建し、2016年までモンゴルの代表的なホテルとして運営されていました。
尚、旧チンギスハーンホテルは現在、改修を段階的に進めていて、設備は老朽化しているが営業中だそうです。
なぜこのホテルが選ばれた?(警備・立地・実績)
選定理由のひとつは、首都・ウランバートル中心部に位置し、各種施設や官庁、空港とのアクセスが良好な点にあります。
ホテルから大統領府や国会議事堂、公式晩餐会の会場も徒歩圏内にあるため、移動時間が最小限に抑えられることも重要なポイントです。
また、外交訪問に不可欠な「動線確保」「緊急対応スペース」「メディアエリア」などが完備されている点でも高く評価され、今回の滞在先として選ばれたとみられます。
シャングリ・ラスイートとは?“皇族クラス”の豪華ルームを調査


https://www.shangri-la.com/jp
天皇陛下と雅子さまが滞在された可能性が高い「シャングリ・ラスイート」は、シャングリ・ラ ウランバートルの中でも最上級のスイートルーム。
その設備や眺望、セキュリティに至るまで、まさに“皇族クラス”にふさわしい設えが施されています。
226㎡の広さと国立公園ビュー


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シャングリ・ラスイートの広さは226㎡におよび、一般的なホテルルームの約4〜5倍。
窓の外には、ウランバートル市街と緑豊かな【ボグドハーン山国立公園】が広がり、リビングやベッドルームからパノラマの景色を楽しめます。
部屋全体が「都市と自然の調和」を意識した設計になっており、訪れる賓客に癒しの時間を提供しています。
リビング・キチネット・床暖房付き大理石バスルームなど


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室内には広々としたリビングルームのほか、簡易キッチン(キチネット)、会議スペースとしても利用できるダイニングルームが完備。
バスルームは全面大理石張りで、床暖房付きのバスタブやレインシャワーも完備されています。
このスイート専用のパウダールームやウォークインクローゼットもあり、長期滞在にも対応するつくりとなっています。
ホライゾンクラブ特典付き:専用ラウンジや朝食サービスも
滞在者には「ホライゾンクラブ」という最上級ゲスト向けの特典が提供されます。
専用ラウンジでのチェックイン・チェックアウト、シェフこだわりの朝食、カクテルタイム、24時間対応のバトラーサービスなど、きめ細やかなホスピタリティを実現。
“おもてなしの国”としてのモンゴルの顔を、皇室にも伝えるような空間が整っています。
天皇と雅子さまが宿泊するシャングリ・ラスイートの価格はいくら?驚きの1泊あたりの金額は


https://www.shangri-la.com/jp
その贅沢な設備や立地を考えると、気になるのはやはり“1泊あたりのお値段”です。
シャングリ・ラスイートの価格は非公開
まず注目したいのは、このスイートルームの価格が公式には非公開となっていること。
これは、要人・国賓向けの部屋であることから、一般の宿泊者に対して公開されていないためです。
実際に予約サイトなどでもこの部屋の表示は見つかりません。
宿泊希望の場合はホテルへ直接問い合わせが必要となります。
エグゼクティブスイートの通常料金の目安は1泊10〜20万円超(季節で変動)
一方で、下位グレードにあたる「エグゼクティブスイート」は、宿泊予約サイトなどで1泊10〜20万円前後の価格帯で案内されています。
この価格はシーズンやイベント開催時などで変動します。
部屋単位での警備・動線確保にも対応可能
このスイートは広さや間取りだけでなく、安全面でも非常に優れています。
部屋単位で警備動線を確保しやすい設計で、要人のプライバシーを守るための導線確保も考慮されています。
独立した玄関スペースがあるため、警護チームの出入りや待機にも配慮された構造です。
一般人も宿泊可能?予約方法と混雑時期の注意点
気になる「一般人も泊まれるのか?」という点については、原則として予約は可能です。
ただし、前述のとおり価格は公開されておらず、事前の電話・メール問い合わせが必要。
また、国際的なイベントやVIP来訪時には貸切状態になることもあるため、繁忙期の予約は難しい可能性があります。
皇室の“海外ホテル選び”に見る外交スタイル
天皇陛下と雅子さまの海外ご訪問には、常に“品位”と“安全性”が求められます。
宿泊ホテルの選定にも、その外交スタイルが色濃く反映されています。
安全性・格式・実績が求められる選定基準
皇室が滞在先に選ぶホテルには、いくつかの共通する要素があります。
まず、セキュリティ面で国家的な要人を受け入れた実績があり、厳格な警備体制が敷けることが重要。
次に、国際的な評価のあるホテルであること。そして、過去に国賓クラスの滞在歴があることも大きな判断材料になります。
今回のシャングリ・ラ ウランバートルも、こうした条件をすべて満たしたホテルとして選ばれたと考えられます。
過去の例:ベトナム、ブータン、イギリスなど
皇室の海外訪問では、これまでも一流ホテルが滞在先に選ばれてきました。
たとえば、
- ベトナム訪問(2017年):ハノイのソフィテル・レジェンド・メトロポール
- ブータン訪問(2019年):アマン・リゾート系列の高級宿
- イギリス訪問(国葬参列・2022年):クラレッジズホテルなどロイヤルファミリー御用達ホテル
このように、その国の最高クラスのホテルが選ばれることが常であり、今回のモンゴル訪問もその流れに沿った選定となっています。
“おもてなし外交”の舞台としてのホテルの役割
ホテルは単なる宿泊施設ではなく、“おもてなし外交”の舞台でもあります。
そのため、ホテルのレストランや宴会場の質、スタッフのホスピタリティも重要視されます。
晩餐会の会場はシャングリ・ラ ウランバートル


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格式ある5つ星ホテルでの晩餐会は、モンゴル側の“最大級のおもてなし”を象徴するものであり、両国の友好関係の深さを物語っています。
モンゴル大統領主催の公式晩餐会
7月の訪問期間中、モンゴルのフレルスフ大統領主催による国賓晩餐会が行われ、天皇陛下と雅子さまがご臨席。
この晩餐会では、両国の歴史的な交流や未来の友好に向けたスピーチが交わされ、文化交流や人的交流の強化を確認する大切な場となります。
ホテル内の宴会場で最大級のセキュリティ対応
シャングリ・ラ ウランバートルには、国際会議にも使用可能な大型宴会場やバンケットホールが完備されており、セキュリティ面でも申し分のない体制が整えられています。
周囲の建物との距離も確保されているため、警備動線の設計や立哨警備も効率的に行える構造です。
また、同ホテルは過去にも各国要人を迎えた実績があり、皇室の公式行事にも十分対応できる体制を備えています。
モンゴルの伝統料理と和のエッセンスの融合
晩餐会のメニューには、モンゴルの伝統的な料理に日本の旬の食材や調理法を取り入れた、特別なフュージョンメニューが提供されることでしょう。
食文化を通じた交流も、国と国との絆を深める大切な要素。
晩餐会は単なる食事の場ではなく、“外交の最前線”であることを改めて実感させられます。
まとめ|天皇陛下と雅子さまのモンゴル訪問で注目のシャングリ・ラ宿泊とスイートルームの詳細
以下の表に、天皇陛下と雅子さまのモンゴル訪問に関するホテル情報と外交ポイントを簡潔にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
宿泊ホテル | シャングリ・ラ ウランバートル(モンゴルの5つ星ホテル) |
選定理由 | 警備体制、立地、過去のVIP実績 |
宿泊ルーム | シャングリ・ラスイート(226㎡・非公開価格) |
部屋設備 | 国立公園ビュー、床暖房、キチネット、大理石バスルーム |
サービス内容 | ホライゾンクラブラウンジ、専用朝食、警備動線確保 |
晩餐会会場 | 同ホテル内のバンケットホールにてフレルスフ大統領主催の国賓晩餐会実施 |
外交スタイル | 安全性・格式・実績を重視した“おもてなし外交”の象徴 |
モンゴルとの国交樹立50周年を記念した今回の訪問は、シャングリ・ラホテルという格式ある施設で行われます。
両国の外交関係の深さを象徴していますね!
晩餐会の様子も楽しみにしましょう。
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