国交樹立70年記念にあたり、愛子さまがラオス政府から招待を受けて17日からラオスを訪問されます。
公務として、初めてお一人で海外を訪問されることになりました。
通常、晩餐会は天皇陛下や大統領などをもてなす際に行われるもののようで、関係者からは驚きの声が上がっているそう。
そこで今回は……
- 愛子さまが招待されたラオス晩餐会で出される料理の例
- 今上天皇(皇太子時代)のラオス訪問から見る愛子さまの晩餐会
- 晩餐会に招待されるのは国家元首並?その理由とは
行き先や服装が注目されがちな海外のご公務ですが、本記事では晩餐会のメニューについてクローズアップします。
今上天皇が皇太子時代にもラオスを訪問されたことがあるので、それも2025年の晩餐会の参考になりますね。

和食も提供されるのかしら?それとも、ラオスの伝統料理などが出るの?



ラオスのおもてなし料理やアレンジ料理が提供されると予想されます。詳しいメニューについて紹介します。
愛子さまが招待されたラオスでの晩餐会のメニューは?


https://www.sankei.com/article/20251118-DDQRY7O5JRBU3LHXEAV67POXEY/
晩餐会のおもてなし料理の一部が公表されました。
- ピスタチオのマグロのポワレ
- ラオス料理の盛り合わせ
- 和牛のステーキ


https://www.tss-tv.co.jp/mama/recipe/20240319.html
マグロのポワレとは、フライパンでマグロの表面を香ばしく焼き上げ、中はふっくらと仕上げるフランス料理の調理法。
「ビスタチオの」ということなので、おそらく画像のようにピスタチオをまぶしてポワレしたものではないかと思われます。
「ラオス料理の盛り合わせ」ということなのでラオスのおもてなし料理から、晩餐会で提供される可能性のある料理を紹介します。
ラオス料理と言われても、すぐに思い浮かばない方もいるのではないでしょうか。
ラオスのおもてなし料理をいくつか挙げていきます!
ラープ


https://tsurinews.jp/308127/
「ラープ」は、ラオスの国民食と言われる”肉のハーブ和え”です。
牛や豚・鶏・魚などを細かく刻み、ライム、ハーブ、魚醤、炒った米粉で和えます。
家に人を招くときや、お祝いの席などで定番の料理です。
- ラープ・ムー:豚肉
- ラープ・ヌア:牛肉
- ラープ・ガイ:鶏肉
- ラープ・パー:魚
また、このラープと一緒にカオニャオ(もち米を蒸したラオスの主食)がセットで出されるそう。
ラープは、カオニャオだけでなく葉野菜に包んで食べるケースもあります。
晩餐会では、ラープ+カオニャオの組み合わせが出るかもしれません。
タムマークフン
ソムタム(タイ)に似ていますが、タムマークフンは発酵した魚の汁を使うので味が深いのが特徴です。
ラオスの家庭料理として人気があるほか、ゲスト用にも作られることもあります。



ソムタムは、タムマークフンが変化しながら南下していったものだとか。
ラオスのソウルフードとしても有名ですが、晩餐会に出すには少しシンプルすぎる一品でしょうか?
ラープと同様に、カオニャオ(もち米)と一緒に食べられるケースが多いです。
モーク(モック)


https://blog.his-j.com/vientiane/2016/03/post-1187.html
香りが良く食卓が華やかになるため、お祝いやおもてなしにぴったりの料理ですね。
- モック・パー:魚のモック
- モックカー:ショウガ科の植物
- モック・ノーマイ:タケノコのモック
ラオスでは、とくにモック・パー(魚のモック)が人気です。
他にも、キノコが使われる場合もあります。
こちらももち米(カオニャオ)と一緒に食べることが多いそうです。



ラオスでは、どんな料理にもカオニャオが不可欠ですね。
皇室向けにアレンジされた料理が提供される可能性も?
日本人の舌や愛子さまの嗜好に合わせ、少し香辛料を減らした料理が出される可能性もあります。
日本で開かれた晩餐会や陛下の海外訪問では、訪問国の伝統を尊重するとともに、皇室の食事スタイルに寄せたアレンジ料理が提供されました。
【2018年】フランス大統領夫妻訪日
- メイン:海の幸と旬野菜のコンソメ仕立て
- デザート:和栗とフランス産チョコレートのケーキ
メイン料理は、フランスのブイヤベースと日本のお吸い物を融合させたユニークな料理です。
また、デザートには和栗とフランス産チョコレートという両国の素材を使って友好関係を表現していますね。
【2024年】イギリスご訪問の際


https://jisin.jp/koushitsu/2342371/4/
前菜
- ラングスティーヌ(手長エビ)のポシェ
きゅうりとバジルのムース添え~冷製トマトのコンソメとともに~
魚料理(メイン1)
- ヒラメのフィレのハーブバター焼き(レタスで包んだ一品)
メイン2
- ポテトとほうれん草のクリームコロッケ~インゲンとウズラの卵のサラダを添えて~
デザート
- 桃のシャーベット~桃のコンポート添え~
ワイン
- イングリッシュ・スパークリングワイン
- ニュージーランド産白ワイン
- シャトー・アングリュデ2014
- ローラン・ペリエロゼ ブリュット
チャールズ国王は肉の消費を抑えた食事を摂る傾向があるようです。
こちらの晩餐会でも、魚や野菜中心のメニューを採用したことが伺えますね。
晩餐会では、その国の名産などを使うことはもちろん、訪問した相手国の食文化なども参考に料理が提供されます。
愛子さまが招待されたアンパバーンでの昼食会のメニューは?
ルアンパバーン県党書記主催の昼食会では、ラオスの伝統料理が中心の温かいおもてなし料理が揃いました。
ここでは、報道で確認できたメニューを料理ごとに紹介します。
メコン川名物「カワノリの揚げ物(カイペーン)」


https://4travel.jp/travelogue/11580495
ルアンパバーンといえばまず思い浮かぶのが、
メコン川で採れる川海苔を天日干しし、ゴマやニンニクを貼りつけて揚げた“カイペーン”。
軽やかなパリッとした食感が特徴で、現地では辛味噌「チェオ・ボーン」をつけて味わうのが定番です。
今回の昼食会でも供され、天皇陛下が皇太子時代2012年のルアンパバーン訪問時に“おいしかった”と語られた思い出の料理としても知られています。
ラオスの主食「カオニャオ(もち米)」


https://www.fnn.jp/articles/-/961825?display=full#goog_rewarded
竹かごに入って供される蒸したラオスのもち米・カオニャオ。
手で一口分を丸めて、肉料理やディップと合わせるのがラオス流。
ラオスでは「お祝いの席に欠かせない主食」とも言われ、今回の昼食会でも、素朴で温かい現地のもてなしを象徴する一品でした。
酸味が爽やか「チキンサワースープ」


https://daidoko.dewakoku.or.jp/recipe/735
レモングラスやライム、ハーブの香りが立つ、ラオスらしい酸味を効かせた鶏のスープ。
報道では「チキンサワースープなどラオス伝統料理が並んだ」と紹介されました。
揚げ物(カイペーン)やもち米との相性が良く、昼食会のメイン料理を受け止めるさっぱりとしたスープです。
その他のラオス料理


ravel.jp
https://4travel.jp/travelogue/11580495
詳細な品名は公表されていませんが、昼食会には「ラオス料理が振る舞われた」と報じられており、一般的に公式昼食会で提供されることの多い品としては、
- ラオス風ハーブサラダ「ラープ」
- ラオスソーセージ「サイウア」
- 水牛や鶏肉の蒸し料理
- 野菜とハーブの盛り合わせ
などが添えられていた可能性があります。
ラオス語での乾杯と和やかな雰囲気


https://www.jiji.com/jc/p?id=20251120185909-0088225802
スピーチの後、愛子さまは
「コー・コップ・チャイ・ラーイ・ニョック・チョーク(どうもありがとうございました。乾杯いたしましょう)」
とラオス語で乾杯の発声をされ、会場から拍手が起こりました。
赤ワインを手に、県党書記や会場の招待者と穏やかな笑顔で乾杯され、ほのぼのとしたムードが伝えられています。
天皇(皇太子時代)のラオスの晩餐会から見る愛子さまの晩餐会
今上天皇は、皇太子であった2012年(平成24年)に東南アジア訪問の一環でラオスを訪問されています。
- 首都ビエンチャン訪問
- ラオスの象徴である仏塔「タートルアン」視察
- 日本の支援で建設された「武道センター」視察
- メコン川視察 など
そこで、皇太子殿下がラオスを訪問された際の晩餐会・午餐会の様子を調査しました。
6月29日 国家主席主催晩餐会


https://www.kunaicho.go.jp/activity/gonittei/02/gaikoku/h24southeastasia/cpv-h24-0629-ph28.html
チュンマリー国家主席主催の晩餐会では、皇太子殿下がおことばを述べられました。
晩餐会の様子を見ると、ワインなどがあることから洋式であることがわかりますね。
2012年の晩餐会を参考にすると、愛子さまが参加される晩餐会も西洋方式でのおもてなしになる可能性が高いです。
6月30日 県知事主催 午餐会
また、6月30日には、ルアンパバーン県知事主催の午餐会に招待されています。



こちらは晩餐会に比べると、カジュアルな食事会のようです。


https://www.kunaicho.go.jp/activity/gonittei/02/gaikoku/h24southeastasia/cpv-h24-0630-ph30.html



晩餐会の参加者はフォーマルな装いでしたが、こちらの参加者はカジュアルなシャツなどを着ていることからも、あまりかしこまった席でないことがわかります。
この午餐会はメコン川周遊船で行われたそうです。
写真からは出された食事などはわかりませんが、こちらでラオスの伝統料理などが提供された可能性もあります。
愛子さまのラオス訪問では、このような午餐会の予定は今のところ報道されていません。
愛子さまが晩餐会に招待!国家元首並の扱いの理由とは?


https://www.news-postseven.com/archives/20251111_2075346.html?DETAIL
愛子さまがラオスで開かれる晩餐会に招待されました。
通常、晩餐会に招待されるのは国家元首や大統領、天皇陛下などの立場の方々です。
一般には、”準国賓”の扱いとされています。
では、なぜ愛子さまはそのような特別扱いを受けているのでしょうか?
理由①天皇家の内親王だから


https://news.yahoo.co.jp/articles/cffb0e3c0f2b610dc59831050fcf78a6873ab26e
ひとつめは、単純に”愛子さまが内親王だから”です。
愛子さまの立場を考えると、内親王という地位から晩餐会に招待された可能性があります。



つまり、愛子さま個人に対しての扱いでなく、内親王という地位を理由に扱いが特別ということですね。
また、ラオスは皇室との関係も深い国です。
今上天皇は皇太子時代にラオスなどを訪問されましたが、秋篠宮夫妻も1999年に訪問されました。
秋篠宮夫妻の1999年の訪問が皇族として初めてのラオス公式訪問だったそうです。
理由②政治的に重要な国であるため


https://www.yomiuri.co.jp/politics/20241011-OYT1T50031/
実は、近年の日本の首相はラオスを訪問する機会があったようです。
- 石破元総理
- 安倍元総理
- 岸本総理
- 佐藤元総理
石破元総理は、総理就任後の最初の訪問先がラオスだったそうです。
また、日本はラオスにとって最大の援助国で、ODA国のひとつになっています。
日本はラオスの空港の改修、ダムの建設や不発弾除去などに携わっていて、深い関係にあるのです。



愛子さまも、2025年の訪問で不発弾に関する施設を視察される予定になっています。
理由③日赤がラオスに医療援助を行っているため


https://www.jrc.or.jp/international/results/2023/0418_032518.html
日赤は、ラオスに対して30年以上医療支援を行っています。
愛子さまは日本赤十字社に勤務しているため、ラオス訪問は大きな意味を持っているということですね。
愛子さまおひとりの力で医療援助の在り方が変わるわけではありませんが、愛子さまが日赤にお勤めである以上、ラオス側にとっても重要なのでしょう。
まとめ|晩餐会は西洋式の可能性
| ラオスの晩餐会でお料理 | ピスタチオのマグロのポワレ ラオス料理の盛り合わせ 和牛のステーキ ラープ タムマークフン モック(モーク) アレンジされたラオス料理 |
| 皇太子時代の天皇陛下が参加された晩餐会 | パンやワインなどの洋式晩餐会 |
| 愛子さまが純国賓の扱いの理由 | 天皇家の内親王だから 政治的に重要な国だから 日赤がラオスに医療支援をしているため |
今回は、愛子さまがラオスで参加される晩餐会についてクローズアップしてお伝えしました。


https://diamond.jp/articles/-/330866
愛子さまのラオス訪問は、とても重要で「大きな試練になる」と関係者が言っているようです。
愛子内親王はルアンパバーンで仏教の寺院だけではなく、かつては王の住まいであった王宮博物館も訪れるであろう。
その際、どういった感想を述べるのか。そこには細心の注意が求められる。
引用:PRESIDENT Online
https://president.jp/articles/-/104868?page=4
さらに、ラオスの王室は海外の勢力と結びついて国政を停滞させた存在として否定的に見られています。
それでも、愛子さまがラオス訪問を楽しんでいただけると嬉しいですね。










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